eBay輸出の仕入先としてヤフオクを利用している方も多いと思います。
ヤフオクから仕入れる場合、新規出品者からは購入しないことは当然ですが、ベテラン出品者から購入する場合も注意が必要です。
ヤフオクは個人間の取引が多く、顔の見えない取引なので悪質な行為をする出品者もいます。
目次
ヤフオクは出品者の立場が強い市場
ヤフオクは出品者の立場が非常に強い市場です。
ヤフオクは出品者の多くが、ノークレーム・ノーリターン(NCNR)と商品ページに書いており、そういった出品者から仕入れる場合、届いた商品に問題があってもクレームや返品を受け付けてもらえません。
ヤフオクは出品者と落札者の立場が対等ではなく、出品者は「売ってあげている」というスタンスの方が多く、リアル世界の物販に比べると異様な状況です。
逆にeBayは落札者(バイヤー)が強い市場です。
eBayではセラーバイヤーに悪い評価(Negative Feedback)をつけることはできません。
例え落札後にキャンセルや未払いがあったとしても、落札者に悪い評価をつけることができません。
出品者の評価欄で確認するポイント
悪い評価の割合を確認する
理想は悪い評価数がゼロの出品者から仕入れることですが、長年ヤフオクに出品しているとどうしても悪い評価をつけられてしまいます。
基本的に、評価数が多く悪い評価の少ない出品者ほど信頼できる出品者の可能性が高いのですが、ここで重要なのが悪い評価の割合です。
例えば、良い評価が1000でも、悪い評価が20ある出品者は危険です。
私は、全体の1%以上、悪い評価がついている出品者は避けています。
悪い評価の内容を確認する
ヤフオクでは評価をつける際、必ずコメントを記載する仕組みになっています。
良い評価の場合、ほとんどが定型の評価コメントですが、悪い評価の場合は、なぜ悪い評価を付けたか理由が書かれている場合がほとんどです。
悪い評価を付けた理由を確認すると、どういう出品者かが見えてきます。
例えば、中古品で動作確認済みと出品されていても、落札者から動かない・壊れているという理由で、悪い評価を付けられている出品者からは購入しない方が無難です。
また、評価コメント欄で出品者と落札者が言い争っていたり、落札者に対して報復評価で悪い評価を付けるような出品者からは絶対に購入してはいけません。
悪い評価をつける際は報復評価に注意
少し調べてみると、最近は報復評価を付けてくる出品者が増えているようです。
私は過去に1度だけ出品者に悪い評価を付けたことがありますが、その出品者から報復評価を付けられた経験があります。
悪い評価を付けた理由は、まったく違う商品が送られてきて、返品や交換に応じてもらえず、数か月交渉しても解決しなかったためです。
まとめ
出品者の評価欄を詳しく見ると、その出品者の人柄やヤフオクに対する姿勢が読み取れます。
高額商品を入札する際はもちろんですが、低価格商品であっても落札後のトラブルを少しでも回避するために、商品の入札前に出品者の評価、特に悪い評価を付けられている割合と理由を確認することが必要です。