中古カメラのeBay輸出を行う上で、仕入れたカメラの検品作業はとても重要です。
カメラの検品と聞くと、専門的で難しいイメージを持たれる方もいますが、ポイントを抑えて検品すれば初心者の方でも簡単です。
今回は中古カメラ検品時にチェックするポイントについてご紹介します。
目次
外観の確認
カメラの外観の確認は、下記の項目をチェックしていきます。
- ボディにキズは無いか
- レンズマウント部に傷はないか
- 三脚用ネジ穴に傷はないか
- ネジ穴は潰れていないか
- 液晶はキレイか
- グリップにテカリはないか
- ゴムは劣化してないか
- ベタベタしないか
- ファインダーはキレイか
外観の傷は前のオーナーがどのようにカメラを扱ってきたかの判断材料になります。
大事に扱ってきたカメラなら、手入れもしっかりと行われており、致命的な損傷や不具合も無い可能性が高くなります。
また、グリップのテカリの有無でカメラの使用頻度が想定できます。
グリップにテカリが無ければ、使用頻度が低くショット数も多くないカメラと推定できます。
バッテリーの液漏れ確認
バッテリーの液漏れはカメラの代表的なトラブルの一つです。
バッテリーを装着したまま保存されていたカメラの場合、バッテリーから液漏れが起きている可能性があります。
ちなみに液漏れを起こした場合、カメラ内部まで浸透している可能性があり、カメラにとって致命傷になります。
ファインダーと液晶モニターの確認
ファインダーにゴミやホコリ、カビが無いかチェックします。
ファインダーにゴミやホコリが混入することはよくあることですが、ファインダー内のゴミやホコリが混入していても撮影には全く影響はありません。
また、液晶モニターに傷が無いか、液晶にムラや曇りが無いかチェックします。
英語表示に変更可能か確認
多くのデジタルカメラは液晶モニターに表示する言語を切り替えることが可能です。
しかし、最近のカメラは並行輸出対策として、英語表記できない仕様のになっているカメラもあるので、英語表示に変更可能か必ずチェックして下さい。
液晶モニターの表示言語を変更できるかでeBayで売れる金額が変わってきます。
ショット数の確認
ショット数とは、カメラが今まで切ったシャッター数のことです。
カメラが正常にシャッターを切れる回数(耐久回数)は各機種ごとに決まっています。
カメラの機種によって5万回〜40万回まで耐久回数が異なります。
しかしこの耐久回数は、あくまで目安であり、耐久回数を超えて現役のカメラも多いですが、逆に耐久回数に達する前に故障する場合もあります。
ちなみに、ショット数は、ショット数.comを使えば簡単に調べることができます。
カメラのショット数を調べる方法は他にも沢山あります。カメラのショット数を調べる様々な方法は以下の記事でご紹介しています。
ショット数が少ないカメラはeBayで高値で売れやすいので、カメラのショット数は必ず確認して下さい。
※Canon製のカメラはショット数.comでショット数を調べられません。
オートフォーカス(AF)の確認
カメラにAFレンズを付け、オートフォーカス(AF)が正常に作動するかチェックします。
ヤフオクやメルカリで購入した中古カメラの場合、接点不良などが原因でオートフォーカス機能が動作しない可能性もあります。
カメラやレンズの検品方法を紹介した教材
カメラボディやレンズの検品方法を動画と文章で紹介した教材があります。
その教材(ワールドカメラトレーダー)のレビューは下記の記事でご紹介しています。
中古カメラの検品方法のまとめ
今回は中古カメラ検品時にチェックするポイントについてまとめてみました。
今日ご紹介したチェックポイントを抑えたらカメラ検品はの初心者の方でも簡単に行えます。
もしカメラの検品時に不明な点があれば、カメラ専門店に持って行ったり、メーカーに問い合わせて聞いてみるようにして下さい。
中古カメラのeBay輸出に取り組みたい方はぜひ今回の記事を参考にしてみて下さい。