eBay予約販売とは、発売前の商品を予約して出品し、売れた後に仕入れるという販売スタイルのことです。
eBay予約販売も無在庫販売の一種なので、在庫を抱えるリスクがなく、初期費用もかかりません。予約転売で出品して売れなければ、予約をキャンセルするだけです。
予約販売と通常の無在庫販売との違いは、発売前の商品を出品するという点です。
人気商品のeBay予約販売は利益率も高く、とても取り組みやすい販売方法ですが、大きな落とし穴(リスク)が3つ隠れています。
目次
eBay予約販売で注意する3つのポイント
① 発売日の遅延
開発の遅れなどの理由で、新製品の発売日変更は頻繁に発生します。
特にゲームや家電製品は、他の競合商品と発売日が重なった場合やバグが見つかった場合、商品の発売日を遅らせます。
予約販売はeBayのハンドリングタイムを利用した販売手法です。
eBayでは、ハンドリングタイム期間中に発送すれば良いので、予約転売ではハンドリングタイムを30日に設定するのが一般的です。
しかし発売日が遅延した場合、遅延具合によっては注文をキャンセルすることになります。
eBayでは、商品が落札された後にキャンセルすると Transaction defect rate の Transactions you canceled for being out of stock にキャンセル情報がカウントされてしまいます。
この数値が評価全体の2%を上回ってしまうと、Below Standard となりアカウントの制限をうけてしまいます。
注文のキャンセル以外に、ハンドリングタイム期間中に発送完了しない場合も評価は下がってしまいます。
② 商品の仕様変更
発売直前にパッケージが変更になる場合も多々あります。
パッケージの変更は、特にCDやDVDで多く見られます。ジャケット写真の変更以外にも、初回限定オプションの内容変更の場合もあります。
落札したバイヤーの中には、CDより付属するオプションが欲しくて落札するバイヤーも多くいます。
ジャケット写真の変更程度ならメッセージを送ったら納得してもらえる場合がほとんどですが、付属オプションの仕様変更はキャンセルにつながるので注意が必要です。
また家電製品の場合、仕様の変更で商品重量が変わった場合、送料で赤字になる場合もあります。
③ 販売価格の変更
発売前の商品は、「予価」という表現で価格がかかれている場合があります。
予価とは予定価格なので、発売前に値段が変わる可能性があります。
eBay予約販売は、ノーリスクで始められるのでライバルセラーも多く存在します。予約販売も無在庫販売なので、薄利多売が基本です。
薄利なので「1つ売れても数百円の儲け」という商品が多いですが、仕入れ価格が変わると赤字になる場合があります。
価格変更で値下がりすることはあっても、値上がりすることは滅多にないので、他の2つのポイントほど危険性は低いですが、出品中の商品の価格変動には注意が必要です。
まとめ
eBay予約販売は慎重に取り組めば稼ぎやすい販売手法ですし、eBay予約販売専門で行っているセラーも多く存在します。
特に日本限定のアニメグッズやフィギュアの予約販売は安定して売れています。
ただ、eBayでは評価が少し下がっただけで売れ行きが大きく変わってしまいますので、予約販売を行う方は細心の注意を払って出品してください。
eBay予約販売の方法は、以下の記事でご紹介している教材に詳しく解説してあります。