中古リールのeBay輸出は1個販売するだけで大きく稼げる物が沢山あります。
しかし、中古リールの場合、eBayへ出品する前にメンテナンスという手間が必要になります。
リールのメンテナンスというと専門知識や経験が必要なイメージがありますが、基本的なメンテナンスなら誰でも簡単に行えます。
今日は、特別な知識も必要なく、誰でも簡単にできるメンテナンス方法をご紹介します。
目次
リールのメンテナンスに必要なアイテム
リール専用メンテナンスオイル・グリス
リールのメンテナンス用のオイルとグリスは釣り具メーカーから発売されています。
ホームセンターなどで販売している一般的な工業オイルやグリスとは粘度や成分が違うので、リールのメンテナンスは、必ずリール専用のオイルとグリスを利用してください。
私はダイワ リールガード スプレーセットを使用しています。この商品はダイワの上位機種にも使われている純正オイルとグリスです。値段も2000円以下と手ごろなのでオススメです。
乾いた布
リールの汚れを拭き取ったり、余分なオイルやグリスの拭き取りに使用します。
着古したTシャツや肌着でもかまいません。
歯ブラシ・綿棒
細毛タイプの歯ブラシがオススメです。
また幼児用の歯ブラシはサイズが小さく、毛も柔らかいのでオススメです。
綿棒は様々な種類がありますが、先端が尖った物がオススメです。
スピニングリールのメンテナンス方法
水洗いでリール外部の汚れ・塩分を落とす
シャワーでリールについた汚れと塩分を落とします。シャワーは必ず冷水で行ってください。
シャワーをかける前に、内部に水が浸入しないようにドラグを固く締めてください。
水没してしまうので、漬け洗いは絶対に避けてください。
リールにこびり付いた汚れは歯ブラシや綿棒を使って落としてください。
洗浄後は風通しが良く、直射日光の当たらない場所で数日間陰干しをしてください。
ドライブギヤボールベアリングへの注油
ドライブギヤボールベアリングはリールの回転(巻き心地)に直結する部分です。
ハンドルキャップを取り外すと、リールハンドルを取り外すことができます。
ハンドルキャップを外した部分についているボールベアリングと、リールハンドルが刺さっていた部分についているボールベアリングにグリスを注油します。
ハンドルノブへの注油
ハンドルノブの付け根にオイルを注油します。
古いリールや状態の悪いリールは、ハンドルノブがスムーズに動かない場合が多々あります。
また、長い間使われていないリールもハンドルノブが固くなっている場合があります。
ベール周り・メインシャフトへの注油
ドラグを緩め、スプールを取り外します。
中古リールの場合、ローターの内側、及びメインシャフトに汚れが溜まっている場合が多いので、汚れを乾いた布や綿棒を使い綺麗に拭き取り、シャフトにオイルを注油します。
ベール可動部への注油
ベールの可動部も中古リールで汚れが溜まりやすい場所です。
ここも乾いた布や綿棒を使い綺麗に拭いた後、ベールの作動部分にグリスを注油します。
ベール部分はグリスが垂れやすいので、注油後にあふれたグリスは素早く拭き取ります。
ラインローラーへの注油
ラインローラーの外端部から注ぐようにグリスを注油します。
ラインローラーにグリスが付き過ぎるとラインにグリスが付いてしまうので、グリス注油後に乾いた布かティッシュで余分なグリスを拭き取ります。
リールに巻かれているラインについて
中古リールの場合、すでにラインが巻かれている場合があります。
ナイロン系のラインが巻かれている場合、変色していたり硬化しているようでしたらラインは外してください。
PEライン(見た目はミシン糸に似ています)が巻かれている場合は、ラインが毛羽だっている部分をカットするだけで大丈夫です。
まとめ
今日は、中古スピニングリールのメンテナンス方法をご紹介しました。
中古リールはしっかりとメンテナンスすることで状態を回復できる物が沢山あります。
また、リールのメンテナンスには、分解してメンテナンスする「オーバーホール」という方法もありますが、今日ご紹介した簡単な方法だけでも十分効果があります。
中古リールのeBay輸出は、メンテナンスというひと手間を加えるだけで稼げる額が大きく増えるので、メンテナンスを面倒臭がらず、ぜひチャレンジしてみて下さい。