ネット上にガンダムは海外で人気が無いという記事を見つけました。
詳しく調べてみると、アメリカやヨーロッパでガンダムは人気が無いという意見や、アジアや東南アジア圏でガンダムの人気があるという意見がありました。
フィギュアやDVDなど、日本のアニメ関連商品はeBayで人気があり、毎日多くの商品が落札されていますが、ガンダムはeBayでは売れないんでしょうか?
今日は、海外でのガンダム人気や、eBayでの売れ行きについて調べた結果を書いていこうと思います。
目次
アメリカやヨーロッパではガンダムは人気がないという意見
アメリカはアニメにもリアル志向があり、スーパーヒーローのように人間サイズの戦士が戦うアニメの方が人気があります。アメリカでは、ガンダムのように人間が巨大ロボットに乗り込むアニメは少ないようです。
それに、ヨーロッパでは、ガンダムに出てくるジオンがナチスドイツを連想させるということで、ガンダムを放送できない国もあるようです。
また海外には、フランケンシュタイン・コンプレックスというものがあり、ガンダムは海外でなかなか人気が出ないそうです。
フランケンシュタイン・コンプレックスとは
フランケンシュタイン・コンプレックスとは、Wikipedia によると、
創造主(アブラハムの宗教の“神”)に成り代わって人造人間やロボットといった被造物(=生命)を創造することへのあこがれと、さらにはその被造物によって創造主である人間が滅ぼされるのではないかという恐れが入り混じった複雑な感情・心理のこと。
海外では、ロボット=人間に危害を及ぼす悪魔というイメージが根強いようです。
アジアや東南アジア圏でガンダムは人気があるという意見
アメリカやヨーロッパでは、人気がありませんが、香港・台湾・韓国・中国や東南アジアなどのアジア圏では、正規版・海賊版問わず、ガンダムのDVDや書籍、プラモ、フィギュア類を求めるファンが多数存在しています。
また日本国内では不評だったガンダムAGEを、中国でほぼリアルタイムで番組配信し、同時に玩具展開を仕掛けた結果、それなりの好評を博していたようです。
ガンダムのキャラクタービジネスは内需型
ガンダムを取り仕切るバンダイナムコホールディングスの海外事業の主役は POWER ANGER やゲームです。
意外なことに、バンダイナムコホールディングスの海外事業にガンダムの名前は出てきません。事業報告書にガンダムの名前は登場しますが、それは国内市場でのガンプラなどのトイホビー商品やソーシャルゲーム、ガンダムUCのDVD販売が好調といった内容です。
要するに、ガンダムのキャラクタービジネスは内需型で、メーカーとしては、海外でガンダムの存在感は思ったより大きくないということです。
eBay輸出でガンダム関連商品の売れ行き
今までの内容からすると、eBayではガンダム関連商品は売れなさそうですが、eBayでガンダム関連商品の売れ行きを調べてみると、日々沢山のガンダム関連商品が売れていました。
しかも、日本国内で数万円するガンプラも売れていました。
ガンダムを専門に取り扱っているセラーもいたので、ガンダムはeBayで売れない商品ではありません。
そして、ガンダム人気が高い中国や香港から出品しているセラーも沢山いますし、ガンダム人気が低いと言われているアメリカの出品者も沢山いました。
まとめ
eBayには世界中からマニアが集うので、たとえ海外で人気の無いジャンルや商品でも売れる可能性は十分あります。
eBay輸出を無在庫で取り組む場合、たとえ商品が売れなくても不良在庫になる心配は無いので、海外で人気の無い商品でもどんどん出品して下さい。固定観念や思い込みがあると商品リサーチの障害になり、結果的に稼げなくなってしまうので注意が必要です。