eBay輸出は発送が完了したら終わりではありません。
落札してくれたバイヤーの手元まで商品が無事に届くまで気を抜いてはいけません。
多くのセラーは商品のリサーチや出品に意識が行きすぎ、発送の重要性を見落としています。
せっかく商品が売れても、バイヤーの手元まで無事に商品が届かなければ意味がありません。
今日は、eBay輸出でよくあるトラブルとその対策方法を書いていこうと思います。
目次
eBay輸出でよくある発送トラブルとは
商品の未着(不達)
eBay輸出における発送で一番多いトラブルが商品の未着(不達)です。
私の個人的な経験で言うと、商品の未着が多い発送方法はSAL便です。
昔、ゲームカセットをメインで取り扱っていた時は、月に数件ほど未着の連絡がありました。
海外には郵便事情が良くない国がまだまだ多く存在します。
郵便事情が良くない国や税関が厳しい国、詐欺が多い国などは、あらかじめ発送除外国に設定しておくことで郵便事故やトラブルに遭う確率をぐっと下げることができます。
発送除外国を設定する方法は下記の記事でご紹介しています。
商品の到着遅延
雪などの天候、地震などの天災により商品の到着が遅れる場合があります。
配達の遅延情報は郵便局のホームページに掲載されていますので、随時チェックするようにしてください。
発送する商品の到着遅延が解った時点でバイヤーに連絡を入れておくと後のトラブルを未然に防ぐことができます。
また、郵便局によっては発送時に到着が遅延する旨を教えてもらえる場合があります。
商品が輸送中に破損
海外には郵便物の取り扱いが雑な配達員も多いので、商品の梱包はしっかり行ってください。
また、海外へ発送する場合、日本国内のように「ワレモノ」の指定ができません。
割れる可能性のある商品はeBay輸出にはむかないので、取り扱わない方が無難です。
違う商品を発送(誤発送)
発送する商品数が多いセラーあるあるです。
これは完全にセラー側のミスです。しかもバイヤーから報告が無い限り気づきません。
追跡番号は必ずつけよう
eBay輸出の発送は必ず追跡番号を付けるようにしましょう。
バイヤーの中には商品が届いているにも関わらず、商品が届いていないとクレームを入れてくる人がいます。
商品が届かない場合、買い手保護プログラム(PayPalバイヤープロテクション)の対象となり、セラーが追跡番号を登録し商品の到着を証明できない場合、商品の購入代金全額と送料が強制的にバイヤーに返金されます。
この制度を悪用して、セラーから商品とお金を騙し取るバイヤーも存在します。
買い手保護プログラム(PayPalバイヤープロテクション)については下記の記事でご紹介しています。
売り手保護制度(セラープロテクション)について
売り手保護制度(セラープロテクション)とは、PayPalを使ったeBayでの取り引きにおいて、バイヤーからチャージバックがあった場合や、バイヤーから商品が届かないなどのクレームがあった場合にセラーを保護する制度です。
セラープロテクションの適用を受ける為には、様々な条件を満たす必要がありますが、その中でも重要なのは以下の2点です。
- マイアカウントの「取引の詳細」に記載されている受取人の住所に発送していること
- 発送状況(追跡番号)をオンラインで確認できる情報
私の実体験ですが、商品が届かないということで買い手保護プログラム(PayPalバイヤープロテクション)を申請したバイヤーが過去にいました。
しかし、私は追跡番号付きで発送していたので、PayPalに追跡番号をアップロードし、商品がバイヤーの元に届いていることを証明できたので、売り手保護制度(セラープロテクション)が適用され売上金を守ることが出来ました。
このように、売り手保護制度(セラープロテクション)は不正や詐欺からもセラーを守ってくれる制度なので、商品の発送時は制度の適用条件を必ず満たすようにしましょう。
まとめ
今日は、海外発送でよくあるトラブルとその対策方法、そして売り手保護制度(セラープロテクション)についてご紹介しました。
せっかく商品が売れても、バイヤーの手元まで無事に商品が届かなければ意味がありません。
発送のトラブルは、バイヤーからネガティブフィードバックをつけられる原因にもなりますので、商品がバイヤーの手元に無事届くまで気を抜いてはいけません。
また、売り手保護制度(セラープロテクション)の適用条件を必ず満たすように商品を発送しましょう。