eBayで一番メジャーな決済方法であるPayPalには、バイヤープロテクションと言われる買い手保護プログラムがあります。
PayPalバイヤープロテクションを理解することは、eBay輸入だけでなくeBay輸出で商品を販売する場合にも重要です。
今日はPayPalのバイヤープロテクション(買い手保護プログラム)について解説します。
目次
PayPalバイヤープロテクション(買い手保護プログラム)とは
バイヤープロテクション(買い手保護プログラム)は、バイヤーがPayPalを使って決済をするうえで1番のメリットと言われています。
PayPalバイヤープロテクションとは、バイヤーがPayPalで決済をして商品を購入した場合、取引内容や商品に何か問題が起きた場合、PayPalがセラーとバイヤーの間に入り、問題の解決までサポートしてくれる制度です。
バイヤープロテクション(買い手保護プログラム)は、PayPalに登録してある住所に商品が届くまでが保証の対象となります。
PayPalバイヤープロテクションの対象となる取引
PayPalバイヤープロテクション(買い手保護プログラム)は、以下のいずれかの問題が発生した場合にバイヤーを保護してくれる制度です。
- 商品が届かない場合
- 商品が説明と著しく異なる場合
商品が説明と著しく異なる場合とは
商品が説明と著しく異なる場合とは、届いた商品がeBayやWEBサイトの商品説明と大幅に異なる商品のことを言います。
以下にその例を挙げます。
- まったく異なる商品が届いた場合。
- 新品を購入したが、中古品が届いた場合。
- 本物を購入したが、偽物(コピー商品)が届いた場合。
- 購入した商品のパーツが不足していた場合。
- 複数購入したが届いた商品の数が足らなかった場合。
- 配送中に商品にかなりの損傷があった場合。
説明と著しく異なる商品に該当しない場合とは
しかし、商品がセラーが記載した商品説明とほぼ同様である場合は、説明と著しく異なる商品に該当しません。
以下にその例を挙げます。
- 商品の傷などが商品説明文に詳しく書かれていた場合。
- 商品を受け取った後で欲しくなくなった場合。
- 商品が自分のイメージと違っていた場合。
- 商品説明文に中古品と記載されていて、商品に多少の傷があった場合。
PayPalバイヤープロテクションの適用を受ける条件
PayPalのバイヤープロテクション(買い手保護プログラム)の適用を受けるには、以下の条件をすべて満たしていないといけません。
- 商品代金および送料の支払いが完了している。分割払いで購入した商品はPayPalバイヤープロテクションの対象から外れます。
- PayPal決済日から180日以内に異議を提出していること。
- アカウントの状態を良好に維持していること。
- PayPal以外から返金を受け取っていないこと。
PayPalバイヤープロテクションの対象にならないもの
PayPalを使った決済のすべてがバイヤープロテクション(買い手保護プログラム)の対象になるわけではありません。
以下にその例を挙げます。
- 土地や建物といった不動産
- 事業譲渡
- 車両(自動車、バイク、飛行機、ボートなど)
- 特注商品(オーダー商品)
- クラウドファンディングプラットフォームでの支払い
- PayPalの利用規定に違反する商品
- 手渡しで受け取った商品、または代理人が受け取るようにバイヤーが手配した商品
- 製造業用の工業機械
- ギフトカード、プリペイドカードなど
- ギャンブル、オンラインゲーム
- 個人間の支払い
- 寄付
- 株やFX、バイナリーオプションなどの投資商品
PayPalバイヤープロテクションで保証される金額
PayPalバイヤープロテクション(買い手保護プログラム)の対象であり、PayPalがバイヤーの意義を認めた場合、商品の購入代金全額と送料をバイヤーに返金します。
PayPalバイヤープロテクションまとめ
バイヤープロテクション(買い手保護プログラム)はバイヤーに有利な制度です。
この制度を悪用して、セラーから商品とお金を騙し取るバイヤーも存在します。
バイヤープロテクション(買い手保護プログラム)を理解することは、eBay輸入やeBay輸出で安心して取引するうえでとても重要です。